年々時が過ぎるのが早いと言いますが、本当にあっという間に2025年。
子どもの時は21世紀なんて、ずうっと先の未来だったはずなのに、すでに1/4が過ぎたのだ。
わあ、光陰矢の如し。
私は未来の方が絶対良くなると信じている派閥で、パッと見よくなくても、よきに流れているはずだと思う質だ。
だけど、子どもの頃観ていた戦争映画の光景が現実に繰り返されているのを見ていると、なんだかその信念もゆらぐ。
私はバリバリの平和教育世代ということもあって、今の世界情勢には憂いてしまうところがある。
最近再放送が始まった「カムカムエブリバディ」なんかを観ていても、戦争で若者や女性たちが犠牲になったことを思うと、もうこんなことがどこにもありませんように、と願ってしまう。
そうやって、私は心を痛めているのは確かなのだけれど、一方で、あーシャネルのバッグ欲しいなー(買えんけど)とか、焼肉食べようとか、ジェルネイルしたりして、呑気に贅沢したりもしていた。
この矛盾を自分でもどうしていいのかわからなかった。
そうしたら、年末に読んでいた本で、「行きの道で誰かに施しをして、帰りに会った人にはその気持ちになれずに施しをしなかったとしても、それでよい」と親鸞は言っているというのを知って、ちょっとほっとした。
同じ本で、「あんまり安全安心ばかり追い求めると、孤独という危険に陥るのでは」という話にも出会った。
まさに世の中全体がそうなっている気がする。
コロナで人は引きこもり、そして安心安全の中に逃げ込んで、返って危険に身を晒すことになったのかもしれない。
人と関わることが、実は唯一の自己防衛であり、平和への道なんだろうと思う。
私自身もひきこもりぎみだったのだけれど、今年は外へ向けて人と関わることを厭わずにいたいと思う。
安心安全、なんぼのもんじゃい!
