12/25 クリスマス

昨日はクリスマスイブだったけれど、我が家では特に何もしなかった。
ただ、私は、オンラインでクリスマス礼拝に参加した。
北九州の東八幡キリスト教会の礼拝だ。

この教会の牧師は、奥田知志先生。
長年ホームレス支援をしている方で、その活躍はさまざまなメディアでも伝えられている。
私はその活動を本当に微力ながら応援しているのだが、教会を訪問したことも説教を聞いたこともなかった。
クリスマス礼拝が配信されると知って、視聴することにしたのだ。

先生は、開口一番に、今、クリスマスを祝っていいのか?とおっしゃった。
たくさんの争いがある世界にあって、クリスマスなんかやっている場合なのか、と。
そして「自分病」が蔓延しているとおっしゃった。
自分さえ良ければいいんだと、苦しんでいる人には目を瞑っている、と。
でも、人が人である条件は、(ここは灰谷健次郎の言葉を引用されたが)
他の誰かを自分の中に宿すことなのではないか、と。
誰かの苦しみや悲しみをどれだけ自分に宿すことができるか。
それがたくさんある人ほど「いい人」なんだろう、というお話をされた。

クリスマスは、浮かれる日ではなくて、
世界中の苦しんでいる人に思いを馳せる日なんだと思った。
人の痛みを自分に宿す日なんだと思った。
イエス・キリストは、人間の罪を贖うために生まれたのだから。

ケーキもご馳走もしなかったけれど、とてもいいクリスマスになった。

シナリオ教室の忘年会では谷根千散歩へ。朝倉彫塑館にて紅葉

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